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まる.jpg   ムルハイム市立美術館での国際展
2006年10月15日~12月3日

ムルハイム市立美術館のサイトで、井上 廣子氏の名前を見つけることが出来ます。
ムルハイム市立美術館での国際展_d0119896_20224016.jpg



京都新聞 (2006.10.4付 人物点描 より)

【 家族の崩壊生んだ過去に迫る 】

・・・昨年10月、精神病院構内の劇場で、瞑想するように目を閉じた日本とオーストリア両国の高校生の等身大のポートレートを室内につるした作品を発表し、好評を得た。「滞在当初は日本人アーティストに冷淡だったが、作品が認められ、今度は家族のように迎えられた。」
ウィーンではワークショップも継続しており、今では「第二の故郷」という。
 
 新作に登場するのは、開催地ムルハイムに実在した家と家族。戦時中、イギリス軍の宿舎にも使われていた邸宅だが、老夫婦が亡くなり無人となった。その後、家を巣立った3人の子供たちの間で家を残すか、取り壊して売るかで対立が生じた末、今年5月に取り壊され、きょうだいの絆も断たれた。立派な家は、子供たちにとっては幼い頃の思い出とも結びつくが、父が幹部でもあった鉄鋼会社とナチス政権との結びつきを思い起こさせる場所でもあり、複雑な感情を呼び起こす。
  井上さんは仮説の家を会場内に再現し、写真と文章とともに、家にまつわる記憶を見る者に呼び起こす。
今回はドイツの家族を主人公にしたが「今後は日本の家族を登場させる作品展開していきたい」と語る。

# by hirokoinoue | 2006-10-15 22:11 | 2006年
まる.jpg   記憶-再生+時の舟 ▼ 越後妻有アートトリエンナーレ 2006 ▼
大地の芸術祭 - 越後妻有アートトリエンナーレ 2006 - より

井上廣子と十日町市の人々
  日時 :  2006年7月23日 ~ 9月10日
  会場 :  新潟県十日町市松代
記憶-再生+時の舟 ▼ 越後妻有アートトリエンナーレ 2006 ▼_d0119896_21343754.jpg

記憶-再生+時の舟 ▼ 越後妻有アートトリエンナーレ 2006 ▼_d0119896_1534866.jpg

 ● 2006年8月12日(土) ●

記憶-再生+時の舟 ▼ 越後妻有アートトリエンナーレ 2006 ▼_d0119896_22563021.jpg土地の記憶をテーマとして考え、住民の方々の想いのこもった土地の名前を玉石に書き、その想いを未来に届ける手段として、川舟に玉石を積み込みます。この木造の川舟はかつて阿賀野川で実際に使われてきた舟であり、ドキュメンタリーフィルム「阿賀に生きる」(佐藤真監督)のなかに登場した舟大工、遠藤武さんが制作された舟。

遠藤さんは1997年に亡くなられましたが、フィルムの仕掛け人である旗野秀人さんから「この妻有の地で新しい命が舟に宿ることを願っています」との言葉とともにご提供いただきました。
この日は地元の方々と舟に積み込み、祝歌を捧げるとともに、モンゴル馬頭琴の生演奏が披露されます。

記憶-再生+時の舟 ▼ 越後妻有アートトリエンナーレ 2006 ▼_d0119896_2257828.jpg

記憶-再生+時の舟 ▼ 越後妻有アートトリエンナーレ 2006 ▼_d0119896_22572393.jpg

システム ブレーンのHPで、講師紹介リストに記載されている井上廣子氏の文
~記憶を伝える~
生きていることは 生かされていること
から 抜粋
・・・・いま、「舟」をテーマとした作品に取り組んでいます。「舟」は人や荷物を運ぶ役目をしながら「魂」を一緒に運んでいたのではないかと思うのです。
こんな閉塞感のある不安な世の中だからこそ、希望の「舟」を漕ぎ出したいのです。

記憶-再生+時の舟 ▼ 越後妻有アートトリエンナーレ 2006 ▼_d0119896_346164.jpg

# by hirokoinoue | 2006-07-23 21:22 | 2006年
まる.jpg   Inside-Out : アートフロントギャラリーにて
井上廣子展

2006年4月5日(水)~4月23日(日)
会場 : アートフロントギャラリー
      東京都渋谷区猿楽超29-18 ヒルサイドテラスA棟

Inside-Out  : アートフロントギャラリーにて_d0119896_132561.jpg

# by hirokoinoue | 2006-04-05 12:55 | 2006年
まる.jpg   地域連携フォーラム in KONAN
地域連携フォーラム in KONAN に パネラーとして参加した井上 廣子氏

■ 地域連携フォーラム in KONAN ■
「阪神間で、なにか“おもろい”ことできない?」   
-- 甲南大学コミュニティ・デザイン・センター(CDC)設立を記念して --

   日時 : 2006年3月18日(土) 13:00~18:00
   会場 : 甲南大学 甲友会館大ホール

第一部より

「 阪神大震災が語る -- アートを通してみえるもの -- 」
                                       井上 廣子

「魂の記憶」 (1998、2000)が生まれるまで

・・・ドイツで記憶というものを教えてもらった。決して日本でではなかった。強制収容所を皆で管理し残している。学生達は掃除に来たりしながら、なんとかしてこのことを次の世代に伝えたいと努力している。そのことに深く心を打たれた。1998年と2000年に兵庫県立近代美術館で行われた『震災と美術--1.17から生まれたもの』に“孤独死”というテーマで出品した。1998年7月20日当時すでに220名にものぼる孤独死が起こっていた。自分の家族があり、自分のやりたいこともできた人々が、一人で誰にも看取られることなく死んでいった状況を考えた。もし私だったらどうだったろうか?忘れられていくことは非常に悲しいことだと思った。『私はあなた達のことを絶対に忘れません』。そのことを、作品として伝えたいとおもった・・・・


from ■ 地域連携フォーラム in KONAN ■ 

「自分は何のためにこんな事をしているのだろうか。もっと他のことをするべきではないか。」という迷いが井上さんにもありました。訥々と語られるお話と強烈なメッセージ性を伴った写真は、井上さんから我々に向けられた現在進行形のその問いかけであると感じられました。
# by hirokoinoue | 2006-03-18 21:09 | 2006年
まる.jpg   文化庁海外派遣型文化交流使
活動報告より

2005 年1月10 日より2006 年1月9日迄の1 年間、文化庁海外派遣型文化交流使として、EU の中心地、東西ヨーロッパが交差する重要地点という認識のもとオーストリアに滞在。

オーストリア文化省、ウィーン市、国立ウィーン美術アカデミー、応用美術大学、日本大使館、オットー・ワグナー精神病院ユーゲントシュテール・テアターを中心にして、美術関係者等多くの知遇。

作品展、ワークショップ、レクチャー、オープンアトリエを通して日本の人々の暮らしや文化、環
境への意識を伝え、日本文化を深く理解してもらう為の活動、及び日本現代美術の紹介。
それにより、現在の世界状況の中で、文化が担う役割を共に考える事への探求。

文化庁海外派遣型文化交流使_d0119896_16162593.jpg

文化庁海外派遣型文化交流使_d0119896_13274653.jpg
Inside-Out   オットー・ワグナー ユーゲントスタイルシアターでの作品展 


● リンク ●
○ 第3回文化庁文化交流使活動報告会

○ 展覧会 Inside-Outの詳細
# by hirokoinoue | 2006-01-10 20:35 | 2005年



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